2019年7月6日付け記事「2mを航空移動業務にも割り当てるべしというフランスの提案について」に関する続報です。
上記フランスの提案が議論されるCEPTの準備会合は、2019年8月26日から30日にトルコで開催されるそうです。
IARUは、2019年8月13日に、2通の意見書をCEPT準備会合に提出していました。
CPG(19)116 IARU – AI10 – View on Amateur GNSS proposal
CPG(19)115 IARU – AI10 – View on 144-146 MHz under B10-2
115番のペーパーが、2mに関するものです。概要、「IARUとしては、新しい航空移動業務に関する議題に144-146MHzを含めることには反対」「航空移動業務とアマチュア業務で共用することは法的にも技術的にも非現実的」として、詳細な資料が添付されています。
意見書の原文は下記からダウンロードできます。
https://cept.org/ecc/groups/ecc/cpg/client/meeting-documents/?flid=10031
英国の連盟RSGBの記事と米国の連盟ARRLは、本件を会員に周知する記事をウェブサイトに掲載しています。カナダの連盟RACもARRLの記事を引用する形で周知しています。そりゃそうですよね。バンド防衛はアマチュア無線団体の任務のいの一番でしょう。
IARU prepares for Key CEPT meeting
2 Meter Sharing Proposal is on CEPT Conference Preparatory Group Agenda
2 Metre Sharing Proposal is on CEPT Conference Preparatory Group Agenda
意見書はとても詳細なものです。Southgate Amateur Radio Newsによれば、RSGBのボランティアが貢献してくれたそうです。有り難いことです。
(2019-08-20 記)
