国際宇宙ステーションとアマチュア無線で交信するARISS (Amateur Radio on the International Space Station)が始まって20周年を記念して、この週末に、SSTVの送信が予定されています。
7月20日2125UTC(日本時間21日(金)06:25)からですから、もう始まっています。
7月24日1800UTC(日本時間25日(火)03:00)までだそうです。
周波数は145.80 MHz FM、モードはPD 120 (PD 180 may be a second option)とのこと。
http://www.ariss.org/
https://ariss-sstv.blogspot.jp/
http://www.spaceflightsoftware.com/ARISS_SSTV/index.php
この記事を書いている金曜夜以降、東京の上空を通るパスは以下のようです(見え始めと見え終わり)。
見え始め | 方角 | 最大仰角 | 見え終わり | |
2017/7/22 | 3:42:30 | 41(北東) | 32 | 3:48:00 |
2017/7/22 | 20:20:00 | 138(南東) | 46 | 20:24:30 |
2017/7/22 | 21:57:30 | 286(西北西) | 11 | 21:57:30 |
2017/7/23 | 2:50:30 | 33(北北東) | 19 | 2:55:00 |
2017/7/23 | 19:28:30 | 126(南東) | 22 | 19:33:00 |
2017/7/23 | 21:04:30 | 317(北西) | 29 | 21:10:00 |
2017/7/24 | 1:59:00 | 29(北北東) | 13 | 2:01:30 |
2017/7/24 | 3:34:00 | 327(北北西) | 76 | 3:40:00 |
2017/7/24 | 20:12:00 | 342(北北西) | 56 | 20:17:30 |
2017/7/24 | 21:51:30 | 341(北北西) | 10 | 21:52:00 |
2017/7/25 | 2:42:00 | 46(北東) | 40 | 2:47:30 |
このページを参考に、SSTVプログラムは、RX-SSTVをつかって、受信にチャレンジしてみたいと思います。
http://blog.livedoor.jp/bh5ea20tb/archives/4973652.html
(2017-07-22 11:30JST追記)
昨晩から一晩中、145.80 MHzに合わせた無線機(TR-9000G)のスピーカー出力をPCに入力し、RX-SSTVを起動させておいたところ、若干ノイズがあるものの、あっさりと受信できていました。受信時刻は左下にでています。上にリストしたパス以外の時刻でも、受信できることがあるようです。アンテナはモービルホイップです。
7月22日02:08JST(上の表にないパス)
7月22日03:44JST
7月22日05:20JST(上の表にないパス)
(2017-7-22 20:35JST追記)
ノイズが多い。ISSが通過する仰角が高いと垂直に立てたモービルホイップではうまく受信できないということだろうか。
7月22日20:21JST
7月22日20:24JST
(2017-7-23 11:22JST追記)
今朝のワッチの結果。やはり、上の表にないパスでも受信できているのが興味深い。
7月23日01:16JST(上の表にないパス)
7月23日02:52JST
7月23日02:56JST(パスの最後の方。水平線の彼方に消えていく感じか・・?)
7月23日04:28JST(上の表にないパス)
7月23日04:32JST(上の表にないパス)
(2017-07-23 12:08JST追記)
hamlife.jpさんがこの記事にリンクを張ってくださいました。
http://www.hamlife.jp/2017/07/23/ariss-20th-sstv/
(2017-07-23 13:14追記)
RX-SSTVに入力する音声入力の選択がわかりにくいと思います。この記事に詳しく書いてあります。
http://blog.livedoor.jp/bh5ea20tb/archives/5093169.html
(2017-07-25 23:55JST追記)
上記の表(JAXAの「『きぼう』を見よう」というサイト(http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/tokyo/index.html )から取ったものです。)は、「東京でISSを肉眼で目視できる可能性のあるパス」(つまり、「地上が日の入りから日の出までの間の暗い時間帯/かつ、ISSには日光が当たっている時間/かつ、ISSが観測地から仰角10度以上」という条件を満たすパス)に限られており、肉眼で見えないパスはこれ以外にもあるのだそうです(Tnx JG1EJY)。これ以外のタイミングで画像を受信できていたのは、そのせいだったのですね。
7月25日のイベント終了直前に、今までで一番よい状態の画像を受信することができました。
2017-07-25 01:09JST
2017-07-25 02:44JST
それにしても、楽しいイベントでした。JAでももっと事前に宣伝されていれば盛り上がったのに、と思いました。