武蔵野市の「NTT技術史料館」は普段は平日のみの公開ですが、「武蔵野市桜まつり」に合わせて特別公開、構内の桜並木も公開とのことで、初めて訪問しました。
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/topics/event/e_20190407.html
「NTT武蔵野開発センター」さすが、威風堂々たる建物です。
「NTT技術史料館」は、NTT武蔵野開発センターの敷地の一角にあります。こちらも地下1階地上3階の立派なもの。電電公社のその前、明治2年の電信の創業からの史料が実に丁寧かつ幅広く集められています。
気になった展示物を貼り付けていきましょう。
入り口入るとすぐにこれですよ。気分は上がりますね↑。
祖母の家にありました。
懐かしい赤電話。
立派なマイクロ波塔の模型。
アマチュアにも応用できないだろうか。
「アマチュア無線、市民ラジオ」の文字が!
電話機や通信線、交換機あたりは予想がついていましたが、局舎建築技術やさらにマンホールまで。
交換機の静態保存。
アマチュア衛星の周波数にも近いですね。
「キャプテン」のロゴは当時から秀逸と思っていました。実際に使ったことはないけど。
最後までモールスを使っていた「長崎無線電報サービスセンタの通信卓」。「同時発射を忘れないように!」とはどういう意味でしょうか。
そして、1階のとっても目立つところに、逓信省電気通信研究所70周年記念局「8J1ECL」のリモートシャックがありました。
「電気通信研究所」は、「NTT研究所」と「情報通信研究機構(NICT)」の母体ということで、「武蔵野通研アマチュア無線クラブ」と「NICT電波研クラブ」等が共同で運用しているそうです。比較的若い方が運営に関わっていることが印象的でした。来訪者の側も、高校生が遠くから見に来てくれていたり、小学生が食いついていたり、女性が興味津々にいろいろ話を聞いていらしたり、アマチュア無線のとてもよい宣伝になっていました。この中からひとりでも多く、この世界に飛び込んでくれるとうれしいですね。
そして、これは驚いた。火花式送信機の模型ですよ!左が送信機で、右が受信機。モールスが打てます。
この火花式送信機についていろいろお話を聞いているうちに名刺交換をさせていただいた方が、なんと毎年QSOパーティでお会いしている方でした。必ず親子で、「同じ住所」から「同じ強さ」で出ていらっしゃるのでとても印象に残っていたのです。こんな出会いも貴重、無線に感謝です。
すっかり閉館時間までお邪魔してしまいました。史料館を後にし、構内の桜並木を拝見します。
8J1ECLがパイルを浴びているのが聞こえました。
北門の前の桜です。
季節はすっかり春です。自宅から史料館まで自転車で往復して運動にもなり、よい一日でした。
(2019-04-07 記)