ロシアの声・中波放送廃止

私が無線に興味を持ったきっかけ。あれはたしか小学3年生くらいだったでしょうか。祖母の家に遊びに行くと、いとこが購読していた小学生向けの雑誌があり、外国からのラジオ放送の記事が掲載されていました。短波ラジオなど家にありませんので、4桁、5桁の数字で書かれたほとんどの周波数は聞くことができません。悔しく思う中、「モスクワ放送」等々の近隣諸国が、わずかながら中波放送をやっていることに気づきます。
夜になり祖母のポータブルラジオを借り、720kHzにダイヤルを合わせると、なんとなく雰囲気の違う番組が。しばらく聞いていると、「こちらは、モスクワ放送局です。」なるアナウンスが!実は極東からの送信だとは知らない私は、遠く離れたモスクワ、「鉄のカーテン」の向こう側から聞こえてくる少しもの悲しい音楽と無機質なアナウンスに、何かいけないことをしているような気持ちになったのでした。
時は流れ、世界中の短波放送が縮小されています。「ロシアの声」と名前を変えた中波放送も、2013年末に終わりを告げたようです。残念、最後の放送を聞くことはできませんでした。
http://japanese.ruvr.ru/jap_schedule/

1件のコメント

  1. 全く同じ思いをしました。ハイパワーでウラジオあたりから送信してたんですよね。ガッカリ。

コメントを残す